性ホルモンの働きを恋愛ストーリー風に解説します~Part 1

恋愛と性に関するホルモンのメカニズム

カラダのさまざまな部位の分泌器官、および脳内でバンバン放出されるもの、その名はホルモン。100種類以上に及ぶともいうホルモンは、あらゆる生体機能を司るメッセンジャーです。消化吸収、血糖値やストレスコントロール、睡眠と覚醒、それに恋愛&セックスについても然り。

ボクもワタシもハートで恋に落ちて生殖器でセックスすると思い込んでるけれど、実はそれらの営みは性に関わるホルモンや脳内物質のナビゲートがあってこそ。

とはいえ、「恋愛やセックスの際、ホルモンや脳内物質の分泌を正確に測る術はありません。ただ、相手に対する征服欲や一緒にいたいという気持ちがどういうホルモンに後押しされているか推測することはある程度可能です」※どっかの学者の言葉を引用

そんなお勉強、面倒くさい?
ココロとカラダで感じればいいじゃない?
まあそう言わず。恋愛と性に関するホルモンのメカニズムを知っておくことは非常に重要です。

後に詳しく述べるが、生物はもともと1人の相手に一生愛情を注ぐようにはできていないからだ。あらかじめそうした事実を知っておけば、逆に生物学的宿命を超えた、ヒトならではの真実の愛を育むことができるかもしれない。

恋愛ストーリーになぞって解説してまいりましょう。

【出逢い&アプローチ】編

恋愛以前の男女の駆け引きは性ホルモン、テストステロンとエストロゲンが主役。

◆STORY

やり手実業家のシャアは恋人にフラれたその夜、娼婦のララァにホテルまでの道案内を頼む。ホテル前から帰ろうとするララァに歩み寄り、声をかけるシャア。
「ホテルに寄っていかないか?」
仕事はできるけど実は孤独なシャアはこの日、ひとりで夜を過ごしたくない。で、手近にいた娼婦のララァを思わず口説いてしまいます。その原動力となるのが“テストステロン”と言ってる間に、シャアの精巣からテストステロンが颯爽とご登場!

娼婦だけど、よくよく見るとかなりのイイ女じゃん。服のセンスははどうかと思うけど、超美人だしスタイルも抜群。独り寝なんて死んでもイヤだから、いっそのこと口説いちゃうか。

男性が意中の女性を手に入れようという心情は、男性ホルモンのテストステロンの影響が大きいと考えられます。何かを自分のものにしたいという独占欲、人より優位に立ちたいという上昇志向はテストステロンの領分で、これは恋愛だけではなく仕事でも同様のベクトルで働きます。

本能的に自分の好みの異性かどうかを判断し、セクシャルな感情が生じたことをチェックしているのが、大脳辺緑系にある扁桃体です。恐怖や不安や怒りなどの感情の源となる部分ですが、本能的な感情のチェックをする役割も果たしています。

主役となる3種のホルモン勢ぞろい!

一方、ララァの卵巣からは“エストロゲン”が可憐にお出まし。

どう?このプルンプルンの肌、女性らしいボディライン。セクシーな外見はアタシが肌内部のコラーゲンやエラスチンに働きかけているおかげ。エストロゲンは別名“美のホルモン”。いい男に口説かれてドキドキすると、分泌が促されることのあるの。だからまさに今、泉のように湧き出してま~す。

で、これから楽しい一夜をすごせるかも?と期待値がぐーんと上昇するときに、脳の広範囲に向けて放出されているのが“ドーパミン”で、やる気やモチベーションを高める脳内物質。

むろん、3種類のホルモン以外にもさまざまな物質が分泌されいる。でも、ひとまず主要ホルモンはこの3つ。さて、今だ恋愛には至っていないシャアとララァ、次はどうなる?



続きは【性ホルモンの働きを恋愛ストーリー風に解説します②】で。

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キャスバル兄さん
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  • その名の通り「赤い彗星」憧れてる中二病!この業界でのニュータイプを目指すべく日々奮闘中!!大佐と呼ばれたい。

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