【風俗ソムリエの起業入門①】デリヘル開業について語ってみる…かも！

こんにちは、店舗開発部の黒崎です。
まだまだ残暑の厳しい日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。やはり夏は冷たいビールと風俗遊びですよね！（意味不）

今一番行きたいところ～枕に代えて～

本題に入る前に黒崎、行きたいところがあります。しかし、かなりハードルが高いため、なかなか重い腰が上がりません。

• 外国人観光客にも大人気で入場に長蛇の列
• 男一人で行く場所ではない（もちろん男同士でも）

さて、私が行きたい場所はどこでしょうか？
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ディズ・・・

出典：https://pbs.twimg.com/media/

「違います！！」
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正解は　『チームラボ』　の2つの展示会です。

お台場で開催されている　『チームラボボーダレス』

ランプの森：呼応するランプの森 – ワンストローク

豊洲で開催されている『チームラボプラネッツ』

人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング

『チームラボプラネッツ』のほうは北野武さんが出演している『DMMのCM』でご存知の方が多いのではないでしょうか。

そしてここはディ●ニーランドを超えるくらいのデートスポットになっておりまして、一人カラオケにも行けない私にとっては、とても敷居の高い場所になっています。

『チームラボプラネッツ』のほうはミュージアム色が強いようですし、ぼっち客も多いようなので、まだチャレンジしやすそうではありますが・・・

とはいえ、70%近くがカップルの中、おじさん1人が裸足で楽しむのもキツイので一緒に行ってくださる女性を急募中です。

ということで本題に入りたいと思います。

デリヘル開業

実は私、前職でデリヘルの開業支援を行なっておりました。

独立ブランドによる開業支援とフランチャイズ形式での開業支援を担当しており、セミナー開催や募集窓口業務から開業までの事務作業、集客や女性求人のレクチャー、サポート等を行なっていました。

また不調店舗があれば、運営の分析から改善策、テコ入れ案の実行なども手掛けていました。

で、そこで良く聞かれた質問やら開業に必要な準備もろもろ、簡単にですが説明したいと思います。

デリヘル開業の資金はどれくらいかかる？

一番多く聞かれた内容ですね。極論を言ってしまうと、役所への届出申請の際に発生する手数料3,400円で“開業”は可能です。ただし利益を出して運営を続けていけるかは別の話になりますが・・・

デリヘルの開業にもブームがあり、ブームの頃にはデリヘル開業の書籍やセミナー等がやたらと増えます。

多くの場合が格安でできるような内容になっているため、勘違いを招くことになりますが、実際のところは3～6か月程度は赤字も計算しなければなりません。半年分のランニングコストとイニシャルコスト（初期費用）を考慮すると、都内であれば800～1,000万円程度が最低限必要な資金と言えます。

特に一般業界からの起業や、副業の方の認識が甘い印象があります。風俗だから簡単に成功できるという世界ではありません。

実際、新規でOPENした風俗店の7～8割は1年以内に閉店・廃業しています。経済産業省のデータによると、起業から1年の生存率が約72%らしいので、どれだけ風俗店の開業が難しいのかが、ご理解いただけるかと思います。

デリヘル開業に必要なもの

風俗営業を行うためには、各都道府県の公安委員会に営業開始の届出を出さなければなりません。

無店舗型性風俗特殊営業営業開始届出書

上記リンクは警視庁HPのものですが、他の道府県も同じような書式になっています。そこに記入すべき項目が、最低限必要なものとなっています。

事務所（待機所）

まず、開業希望者が一番最初に探さなければいけないものになります。現状の風営法では事務所や待機所として使用する物件の『使用承諾書』というものが届出の際に添付を義務付けられています。

要は大家さんから、風俗店の事務所として使って良いという許可を文書で貰ってくださいということですが、当然拒否されるケースのほうが多く、許可を貰える場合でも家賃や保証金が割高になったりと、単純に物事が進まなかったりします。

また、営業的な部分を考えるとホテルが近くにないと効率が悪かったりしますし、駅から遠くなったりすると女性が出勤しづらくなります。

風俗店がたくさん集まっているエリアは、こういった条件が比較的に整いやすいことが理由と言えます。しかし、当然競争も激しくなるわけで、廃業率が高い要因にもなっています。

当たり前のことですが、持ち家（自己物件）であれば、大家は本人なので『使用承諾書』は自分のサインでOKです。この場合、物件についてのイニシャルコストはかからないということになります。

都内23区ですと、ラブホ街のあるエリアで1Kまたは1DKと考えると、前家賃、保証金、礼金、各種保険、引っ越し費用などを含めて、80～100万円くらいが必要になってしまいます。もちろん、格安物件で探せばもっと安く済むでしょうが・・・

電話

デリヘルの場合、実際にお店を構えているわけではなく、ネットショップであることから受注を行う電話番号が必要になります。

携帯電話でも構いませんが、同時に複数のコールがあった場合、特に開業したての時期は非常に貴重なコールが失われてしまうことになります。

複数回線出しの契約や、働いて貰う女性との業務用回線（こちらは携帯でもOK）を準備する必要があります。

ホームページ

電話と同様、ネットショップであるがゆえ、お店の入り口はホームページになります。

自分でドメインを取得し、サイトを作成・管理できる方であれば、それほどコストはかかりませんが、業者に依頼した場合、毎月1～5万円程度のコストが発生します。

こだわりのHPを依頼するとなると、この限りではありませんし、イベント告知などのバナーやメールアドレスの取得、メルマガ機能を追加したりすると、さらにコストがかかります。

しかしながらHPはお店の入り口なので、お客様受けする作りやコンテンツがないと実客には繋がりません。

女性求人費

開業支援を行なっていて、その後の成否を大きく左右するのが女性求人になります。お店で働いてくれる女性を集められる人は成功しやすく、できない方は必ず失敗します。

法的に問題があるものもありますが、基本的に方法は3つしかありません。

• 風俗系の女性求人サイトに広告を出す
• スカウトマンから女性の紹介を受ける
• 自分で声を掛けて集める

下の2つは職安法上でもかなりグレー（ほぼ黒）と言ってもよく、スカウトマンも完全新規のお店では見返りの保証もないため、紹介もほとんど期待できないと言えます。

そのため、一番上の『求人サイトへの広告掲載』というのが一般的な方法と言えます。が、これには大きな落とし穴があります。

求人サイトへの掲載自体は、概ね月5万円前後となっています。ただ、求人サイト内での露出がオプションプランにより大きく変わるため、出稿金額の少ない店舗ほど広告効果の低い状態になっており、思った通りに女性を集めることが難しくなっています。

また、求人サイトに掲載するためには『届出確認書』というものが必要となっており、これを取得するためには、最初に述べた営業開始の届出を行わなければなりません。

届出後、7～10日程度で『届出確認書』が発行されますが、これがないと求人サイトへの掲載が行えないことから、女性が在籍していない状態で営業開始を行うという状態になります。

後追いで求人サイトを見てくれた女性を採用して初めて営業が行えるという、変な状況が生まれます。

そのため、通常の手順を踏んで開業を行った場合には、開業ひと月目は女性がほとんどいない状態で営業せざるをえません。利益が見込めないどころか、赤字をいかに少なく済ませるかという罰ゲームスタートになります。

もちろん、自分で女性を集めていれば、こういう状況は避けられますが、法的には・・・ですので・・・

当然、物件の空家賃等も発生するわけですので、最初から計画を立てて、無駄な期間を作らないようにしなければなりません。

ちなみに営業開始の届出を行った場合、届出日から数えて10日経過後に営業を開始できます。

集客営業費

上にも書きましたが、新規開店の場合は届出から10日経過で営業を開始できます。といっても何もしなければお店の電話は1件たりとも鳴らないでしょう。

電話を鳴らすためにはお店をお客様に知ってもらう必要があります。そのためにはおおよそ3つの方法に絞られます。

• google検索などでお店のHPに辿り着いてもらう
• 風俗ポータルサイト等に広告掲載を行い、お店を知ってもらう
• 利用ユーザーの口コミ

一番上の検索サイトで辿り着いてもらうにしても、サイトOPENから日が浅い状況で検索上位に位置することはほぼ不可能です。

また、一番下の口コミも利用ユーザーがほとんどいないわけですから、言わずもがなというものです。

結果として、真ん中の営業ポータルサイト等に広告掲載を行うことになるわけですが、出せば電話が鳴るものでもありません。

競合他社がたくさんある中で、ユーザーの興味を引くものがなければ効果を得られないのは自明の理と言えます。

コンセプト、価格、女性の写真など、あらゆるものを利用して、ユーザーの興味を引き、ユーザーが求めているものを提供することで、初めてスタートラインに立ったと言えます。

営業スタイル

現在のデリヘル営業では、ほとんどが『派遣型』か『待ち合わせ型』の営業スタイルに分類されます。

派遣型の場合、女性を車で目的地まで送ることになるため、車が必要になりますし、駐車場や各種保険、燃料費等のコストも発生します。

ドライバーを雇うとなると人件費も発生しますし、自身ですべてをこなすには、受付などの業務も行わねばならず、かなりリソース不足な状態になります。

待ち合わせ型であれば、そういったコストもリソースも掛かりませんが、女性の中では自分でお客様のもとに行くのを敬遠する子も多く、女性の在籍や出勤に大きく影響する可能性があります。

どちらもメリット・デメリットがありますが、これを決めないことには効果的な運営を行うことが困難になります。

一部の風俗エリアではフリーのドライバーが、近隣風俗店のドライバー業務を請け負ってくれることもありますが・・・

まとめ

タイトルで「①」とか付けてしてしまいましたが、開業までの流れは簡単ではありますが、語れたような気がするので「②」は未定ということで・・・ｍｍ

開業後の運営については、これまたいろいろとありますが、開業までの段階ですら結構面倒くさかったり、お金が無駄にかかってしまう部分があることは、ご理解していただけたかなと思います。

開業失敗する人のケースを見ると、

• 風俗を甘く考えている（楽して儲かる）
• 女性求人を深く考えず、女性を大事にしない
• 金だけ出して誰かにやらせる
• 少額予算でなんとかなると考えている

という方は、私の知る限りではみなさん失敗しています。逆にこういった方から申し込みのあった場合、私は断っていたので、私自身のプロデュースでの失敗例はありませんでしたが・・・（ドヤ顔）

ということで、長くなりましたがこれにて(・ω・)ノシ