【阿佐ヶ谷七夕まつり】毎年恒例!中央線最大の地域密着型イベント!?

長い商店街全体がお祭り会場

毎年8月上旬に行なわれる『阿佐ヶ谷七夕まつり』に行ってきました。60年以上の歴史をもつ由緒正しき夏祭りです。第1回は昭和29年とのことで、もう完全に伝統行事の域に達していますね。

開催場所は、阿佐ヶ谷の駅前から続くひたすら長いアーケード商店街『阿佐谷パールセンター』など。

ここでひとつ豆知識を。この商店街のアーケード、もちろん最初からあったわけではございません。なんと七夕祭りをやるために、わざわざ取り付けたんだとか。お祭りありきで商店街をアーケード化してしまうなんて、どんだけ気合いが入ってるんでしょうか。ビックリです。

そんなエピソードからもわかるように、熱気、やる気がハンパないお祭りです。祭りの目玉は、商店街の店主たちが自ら夜なべをして手作りした巨大はりぼて!人気キャラクターや、世相を反映した話題の人物が、竹飾りやくすだま飾り、吹流しとともにアーケードの天井いっぱいに飾られています。

どこかで見たことあるんだけど、どうしても思い出せないキャラクター

↑これは有名、『アラジン』ですね。口の中の作りこみがすごい!

↑ルパンカーとポケモン。しかし、800種類以上いるポケモンの中から、あえてウソッキーをチョイスするとは・・・

↑アンパンマンと『さらざんまい』のカッパ王国第1王位継承者を自称する謎のカッパ型生命体・ケッピ

↑誰?

さすがに長年続けているだけあって、どの作品もも玄人はだし。まぁ一部、ちょっと前衛すぎてよくわからない感じのもありますが、そこはご愛嬌ってことで。それにしたって、素人が仕事の合間に作ったものとは、とても思えないクオリティです。

各商店が提供するお祭りメニュー

例年5日間通して述べ80万人以上が訪れるというだけあって、混雑っぷりもすごいです。お祭りが開催されているパールセンター、すずらん通り商店街合わせて、およそ800mを歩ききるのに、40分以上かかります。というのも出店の数がこれまた大量なので、目移りしてついフラフラしてしまうからですが。

そう、『阿佐ヶ谷七夕まつり』のもうひとつのメインは、商店街の模擬店なのです。正直、天井のはりぼてよりも、料理が目当てという人のが多いんじゃないかってくらいです。

カニ天とアスパラベーコン天

道の両側で各商店が、それぞれ思い思いのスタイルで、提供する料理の数々はいわゆる縁日の屋台風ではなく、地元感あふれるアットホームなものばかり。イカ焼きやフランクフルト、カキ氷といった定番メニューもありますが、パエリア風パスタや、アスパラベーコン天など、普通の縁日ではあまり見かけない料理もたくさんあります。しかも、値段も縁日の屋台と比べたら抑え目だと思います。

↑なかにはこんなパフォーマーも

また、食べ物を扱っていないお店も、ちょっとお得なセールをやっていたりします。私もなんとなく勢いで、クール触感ひんやりシーツみたいなのを買ったはいいけど、ベッドのサイズに合っていなくて、結局無駄になったなんてこともありました・・・

伝統と手作り感が同居する不思議な魅力

あれこれつまみ食いしながら一周すると、それだけで満腹になります。満腹でも、珍しい模擬店を発見すると、ちょっとだけ味見したいなんて思って無理して食べてしまいます。

あんまり食べ過ぎると、暑さもあいまって気持ち悪くなったりするので要注意です。僕は毎年気持ち悪くなるまで、飲み食いしていつも後悔します。

どちらかといえば、人ごみは苦手なほうなのですが、『阿佐ヶ谷七夕まつり』だけは、なぜか不思議と毎年足を運んでしまいます。商店街の方々の『阿佐ヶ谷七夕まつり』に対する愛と情熱に惹き付けられているのかもしれません。

↑『阿佐ヶ谷七夕まつり』60年の歴史

地域密着型ならではのアットホームな雰囲気と、60年の伝統が同居する少しレトロで懐かしさもある不思議なお祭り、ご興味をお持ちの方は、また来年になりますが、足を運んでみてはいかがでしょう。

この記事を書いた人

しめ
  • しめ ( )
  • マーケティング事業部のしめです。仕事以外の時間はほぼすべて猫に費やしています。奴隷のような暮らしを強いられていますが、猫に奉仕する幸せかみ締めてます。ちなみに飼い猫の名前も『しめ』です。

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