【病み期からの脱出】「稼げない…」と嘆くタレントさんに贈る言葉

このところ仕事において、ひとつ思うことがあります。
タレントケアなので所属タレントさんから「指名がもらえません」「昨日も一昨日も1本だけしかお仕事ありませんでした」など、稼ぎにきたのに稼げないというお声をいただきます。簡単なヒアリングと写メ日記の内容や使用写真なども確認し、原因を導き出します。
ある程度原因がわかったら改善して欲しい点等をお伝えするんですが、ほぼ改善しないんですよね。何一つ直そうとしないので、もちろん稼ぎは低迷したままなんですが、それ以前にアドバイスを受けたくないのに、なぜ「どうしたら稼げるでしょう?」と連絡してくるのかが、いまだわからず困っております。
私の伝え方に問題があるのかしら・・・

体型の変化による出勤停止

うちのグループ、在籍されている女の子は面接に来たら誰もが採用になるわけでもなく、一定の採用レベルがあります。恐らくどこのお店でもそういった基準は設けているかと思います。そうでないとギャル店に人妻がいたり、ぽっちゃり店にスレンダーモデル体型女性がいたりと、コンセプトと在籍女性が合致せずおかしなことになってしまいます。

中には採用したのちに、お仕事続けていくストレスなどで体が大きくなってしまったり、何があったかしばらく休んで出勤すると、急に老け込んでしまわれている方などもいらっしゃいます。そうした場合、正直お客様へのご案内が難しく、申し訳ないとは思いつつ、お手入れしなおして、もとに戻ってから出勤するようにお願いすることもあります。

ですが、いくらオブラートに包みながら説明しても、女性にとって出勤停止の言い渡しはショックな出来事に変わりありません。

それをバネに見返してやる!と意気込んでくれればいいのですが、結構な確率でそのままフェードアウトしてしまうのが残念でなりません。

私も過去にお客様から「以前会った時より太った?」と言われたことがありました。「バレた・・・」と思うと同時にヤバイという認識が高まり、しっかりダイエットに取り組んだのを覚えております。

美容系のアドバイスも得意っちゃ得意なんです

ガッツリではないものの、そういった勉強や仕事も多少かじったことがあるので、自分ができているかどうかは置いといて、ある程度のアドバイスはできます。今年は特に自分自身もジム通いで体作りをしっかり行う目標もあるため、美容と健康面の勉強を強化しようと思っています。

この業界柄なのか、やはり心に病みを抱えてしまう女性も多くいらっしゃいます。見ていていたたまれない気持ちになることもあるため、運動することや食事の改善によって、症状が回復に向かう可能性があることを広めていけたら良いなと考えています。

しかし、自分も病み期があったのでわかるんですが、病んでいると、人の助けは借りたいものの人と関わりたくないという矛盾もあり、結果距離を置いてしまい、相談がそもそも来ない場合が多いんですよね。。。

負のオーラが強い者同士の結束が強くなると、そこが自分をわかってくれる居場所となり、どんどん抜け出せなくなります。その結果悪化するということも多いです。

何年経っても状況を変えられず、年だけ重ねてしまう。シフトを出すも勤怠不安定でお客様が付かず稼げない。よってさらに病む。たまに稼げると、この生活から抜け出すための貯金にするでもなく、物欲に任せて買い物して、一時的な満足感だけで終わってしまうということも。

自分は人の財力のお陰で病み期から這い出ることができ、何事もなかったような生活を送れております。

病み期だったり、今の日常だったり、いろんな経験があるからこそ、アドバイスはしやすいのですが(人のお金を当てにしてということではないです)、たまに這い出るための経緯を伝えても「自分にはできない」と早々に結論を出して、スタート地点にすら立たない方がいらっしゃるんですよね。チャンスがまた来るとは限らないのに。

実はチャンスって、あまりにも容易に平等に降りてきて、ありふれていたりもするんです。ただ、そのちょっとしたきっかけに気付けない方が多く、ビックリしてしまいます。めっちゃ私もきっかけ作りしてるのに・・・

自分のためにしっかりと稼いでもらいたい

何かしら理由があってこの業界に飛び込んだと思うので、せっかくならばタレントとしてしっかり稼いでもらいたいものです。だた冒頭でも書いたように、「稼げない」と連絡してくる女性ほど自分のサービスや営業方法など、何一つ見直そうとせず、ただただ不満や不安をこぼしていきます。

そう、稼げない話をこぼすだけこぼして、解決を望まないパターンも多いんですよね。女性に多い“ただただ人に話したい欲求”からくるんだと思うのですが、一応女性として生まれているはずの私にも、さっぱり理解できません。解決したくて人に相談し、意見を求めるならわかるんですが、共感して欲しいだけというのは時間の無駄で何も生まれない、と思ってしまいます。

そういった考え方だからかわかりませんが、タレント時代は出勤を上げて全部埋まってる時はそのままお仕事して帰りますが、途中ご予約が途切れてしまい続かなかった場合、1時間は待機するものの、それ以上は時間の無駄とよく帰っておりました(^_^;)

『時は金なり』という感じで、待機だけで時間が過ぎるのはもったいなかったので、続かない場合は早退し、家のことをする時間や自分の時間に当てていました。そのほうがよっぽど有意義でストレスなく働けます。

自分のストレスの原因を知ることや、お金のかからない発散方法を知ることができれば、おそらくもっと気持ちに余裕を持って稼ぎに集中することができると思うんですよね。

小さなコミュニティの中にいても、外から自分を見ることなんてできないので、稼げないタレントさんこそ、もっと視野を広げてもらいたいものです。


今回は完全に求人者向けではなく、タレントさん向けな内容でしたね・・・たくさん書いていればそんな時もあります。

この記事を書いた人

乙女
  • 乙女 ( )
  • タレントケアチームの乙女です。女性からの悩みを聞いたり脱毛サロンでの経験を活かし、脱毛の施術をしたりしてます。散歩とパンが好きで気が向くと往復3~4時間かけてパン屋さん探しに出かけます♪

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