【風俗ソムリエの起業入門②】フランチャイズ店舗についても語ってみる!

こんにちは、クロサキーヌです。
前回の続き的な感じで、今回も風俗店開業について語ってみたいと思います(前回の記事⇒【風俗ソムリエの起業入門①】デリヘル開業について語ってみる…かも!)。今回は枕はなしで、早速本題に入りたいと思います。

フランチャイズって?

加盟者がフランチャイズ本部から、お店の看板、確立されたサービスやノウハウを使う権利をもらい、その対価をフランチャイズ本部に支払うという仕組みです。

コンビニ、ファーストフードが有名ですが、不動産や教育系の起業まで、多くの業種で行われています。

風俗でも例に漏れず、フランチャイズ展開している会社が複数あります。

フランチャイズに加盟すれば成功するのか?

前回の記事に書いた内容は「オリジナル店」での話が主体となりますが、フランチャイズ店の場合、少なからず失敗の可能性は下がります。

良心的なフランチャイズ本部であれば、開業に関するリスクや失敗事例等の情報も提供してくれるはずなので、そこで一度立ち止まって考える時間もできるでしょうし、準備が足りているかどうかの判断も可能です。

何をもって成功とするかにもよりますが、前回の記事で8割近いお店が開店から1年以内に閉店していると書きました。しかし私が開業支援を行っていた会社は、少なくとも5割以上は継続運営を行えていました。

とはいえ、すべての業者が良心的とは限りませんので、加盟を考えるのであれば、いろいろと調べて実際に話を良く聞いてから検討したほうが良いでしょう。

フランチャイズ展開する理由

風俗店がフランチャイズ展開するのは“儲かるから”という理由もなくはないですが、実は言うほど儲かりません。

正直、今の風俗業界規模だとフランチャイズでロイヤリティを稼ぐよりも、大手グループであれば直営店を数店舗出したほうが利益が多いくらいです。

一部の風俗コラムニストの方が書いていた、本部が甘い汁を吸って搾取する側の悪者みたいな記事も読みましたが、最大手フランチャイズ本部の“元中の人”からすると、少し知識に偏りがあるように思います。

フランチャイズ本部の目的が、

  1. 店舗展開スピードとマーケットシェアの獲得
  2. スケールメリットの早期獲得
  3. 上記を踏まえた直営店の進出

で、将来的な目的③に向けてのフランチャイズ展開であるため、加盟店から搾取することよりも、加盟店を増やすことに重きを置いていました。

もちろん、別の目的でフランチャイズを行っているところもあると思いますが・・・

フランチャイズ加盟のメリット

大手グループのフランチャイズに加盟することのメリットは、

  1. ブランド力の獲得
  2. 運営のノウハウ/インフラの獲得
  3. 助言や指摘をしてくれる人がいること

になるかと思います。

①②は言わずもがなな部分ですが、集客や求人の効果は、一から始めるオリジナル店と比較すると雲泥の差があります。

もちろん、ブランド力のあるお店のフランチャイズに限りますが、スタートの差は想像以上に大きいと言えるでしょう。

また、③が意外と重要だったりします。

オリジナル店オーナーであれば、自分で何から何まで動かなければいけません。動かなければお店の収益が落ちこんでしまいます。

間違ったことや非効率なやり方も、指摘してくれる人がいなければ、気づかないままになってしまうこともあります。

逆に言えば、自分でサボらず動け、良く考えて日々改善を行える方であれば、フランチャイズ加盟は必要ないとも言えます。

フランチャイズ加盟のデメリット

どこのフランチャイズ本部も基本的には加盟店用の初期費用(イニシャルコスト)と、毎月のロイヤリティが発生します。それ以外にも前回の記事で書いたように、開業に必要なイニシャルコストとランニングコストが同様に発生します。

単純に同じ売上であっても、ロイヤリティ分だけ収益が減るわけですから、金銭的なデメリットは常時発生します。

ただ、“同じ”売上といっても、オリジナル店とフランチャイズ店だと集客のスピードが異なります。同じ人物が同条件で、オリジナル店とフランチャイズ店の両方を運営したとしても、まったく同じ売上にはなりません。

結果、利益がいくら残ったのかで判断するしかないわけで、オリジナル店なら良くてフランチャイズ店舗だから駄目というものでもないかと思います。

フランチャイズの活用法

純粋にフランチャイジーとして運営している本部と、少し怪しい本部があります。前者は初期費用や具体的なシミュレーション等も開示していたり、定期的にセミナーの募集等も行っていたりしますが、後者は初期費用0円だったり、ロイヤリティが曖昧だったりする傾向にあります。

で、私が行なっていたのは前者になりますが、契約内容にフランチャイズ店舗ではない独自店舗の運営を禁じる項目は入れておりませんでした。

メインの理由はちょっと言えませんが、フランチャイズでない新たな店舗を立ち上げて貰うことで、フランチャイズのメリット・デメリットと、オリジナル店のメリット・デメリットを体験・理解して欲しいという部分もありました。

私自身のクライアントには、フランチャイズ店舗の営業が軌道に乗った段階で、独自店舗を開店することをおすすめしたことも何度かあります。

縛りがない契約のフランチャイズオーナーさんは、フランチャイズ店舗の運営が軌道に乗った時点で、フランチャイズ店舗でない新しいお店にチャレンジするのも良いのではないかと思います。

運用のノウハウや集客、求人対策も身に付いた状態であれば、新店の成功率は格段に高くなります。契約次第と何度も念を押しますが、問題ないのであれば上手にノウハウを吸収して、フランチャイズに縛られず活用していくのもひとつだと思います。

「フランチャイズの契約を切られるんじゃないの?」

ということを、たびたび言われましたが、有用なシステム、ツール、情報などを、本部側が常に提供し続けているのであれば、フランチャイズを続けるメリットが発生するので契約は切られません。

フランチャイズのロイヤリティは?

 

  1. 売上歩合方式
    単純に売上の○%といったもの
  2. 定額方式
    月額○円が定額のもの
  3. 粗利分配方式
    売上-原価の○%といったもの

おおむね3つの方法がフランチャイズのロイヤリティになりますが、風俗ではほとんどが②のタイプで、①が若干あるかなといった感じです。①や③だと収益を完全把握するシステムの導入が難しいため、②の固定金額を採用しているのが実情です。

①はかなり大手のフランチャイズ本部が実施しておりましたが、フランチャイズ店舗の反発やごまかしも多く、廃れていった感じです。

私がいたところでも②を採用しており、収益が厳しい1年目は軽減率が発生し、丸1年経過で定額になる仕組みでした。

ということで、最初のほうにそんなに儲からないと書きましたが、ロイヤリティの方式が②であるのが、その大きな理由になっています。

結局フランチャイズ店舗加盟はあり?なし?

本人の資質、性格、仕事への取り組み方でどちらもあると思います。ただ、こだわりが強かったり、他人の意見をあまり受け入れられない方は、フランチャイズに向かないと思います。逆に助言や指摘を忠実にこなすサラリーマン系の方も向いてないと言えます。

実績のあるフランチャイズ本部のブランドであれば、ニーズがあるのを証明されているので、比較的結果が出やすい傾向にあります。

また、何物にも縛られず自分のこだわりを持ったお店を自由に作りたいのであれば、オリジナル店としてやるべきだと思います。

要は自分自身が何を望むかではないでしょうか。

ちなみにコンビニのように24時間365日常時OPENのような縛りはないですし、週1日休みや夏冬の長期休み取るお店もあります。

営業時間もコンセプトによっては、夜19時までのようなお店もあるので、他業種のような強制締め付けは少ないと思います。(知らない会社がやってるかもしれませんが・・・)

開業セミナーはどう?

フランチャイズに限らずですが、風俗開業のセミナーや説明会などを行なっている会社はいくらでもあります。

開業支援やフランチャイズを行なっている会社のセミナー等に参加するのであれば、実店舗をちゃんと営業していて、流行っているかどうかで判断するのがいいかと思います。

そういえば5年ほど前に高級デリヘルセミナーが流行し、法外なセミナー参加料(50万円くらい)を取っていましたが、いかがわしいものには参加しないほうが良いと思います。

上記のセミナーは、延べ200人くらい参加したようですが、全店潰れてます。広告代理店と組んで、あこぎなやり方をしていると、かなり話題になりましたが・・・


さんざんフランチャイズの話をしてきましたが・・・夢見る乙女グループでは、フランチャイズをやってませんでした><

ですが、独立支援制度を導入しております。
皆様のご応募、お待ちしておりますmm

この記事を書いた人

大地黒崎
  • 黒崎 大地 ( )
  • 色々やってます「黒崎」です。以前は、フランチャイズの開業支援などを行っていました。 野球やサッカー観戦大好きで、スタジアムにも観に行ってます。あとベビメタも好きです♪

黒崎大地が書いた記事