約15年に及ぶ風俗業界勤務歴の男が語る【俺の風俗勤務録その⑤】

【怒涛の面接ラッシュ】

前号で記載した通り、東京進出後しばらくの期間を経て、晴れて社員となった私は更に成長の場を頂き、女性の面接に携わるようになりました。女性が提供するサービス如何によってはお店の将来を左右することになりかねないので、それはそれは重要な業務です。

最初は面接のみを担当して、講習官に引き継ぐという流れで行っておりました。一日の面接件数も相当な数が来ておりましたので、終日面接のみという日も珍しくはありませんでした。

当時はまだ紙媒体が主流でしたので、女性求人誌が発売になるや否や怒涛の面接ラッシュ!連日入れ替わり立ち代わりの面接で顎が痛くなるほど。更に当グループが将来的に飛躍するであろうことは容易に想像がつきました。

【機会損失を次なる発展の糧に】

東京進出して最初の頃は、横浜と同様に所謂ヘルスサービスのお店のみでの営業でした。ヘルスサービスのお店しか存在しない中での面接となりますと、次第に増えてくるようになったのが、「指入れがどうしても苦手」「口内がどうしても苦手」などの理由で入店に漕ぎ着けられないという現象です。

苦手意識を抱えている女性に、だましだまし接客してもらうというのは顧客満足には繋がりませんので悩みの種でした。そういった背景や時代の流れもあり、エステ系の風俗を新たにOPENすることになりました。

お客様や女性のどちらかが痛い目をみて、どちらか一方のみしか満足していないというのは本意ではありませんので、新業種のOPENにより、皆が満足できるようにしたのです。

【グループ初のエステ店OPEN】

 

本格的なオイルマッサージと一流の女性による性感サービスを謳い文句にグループ初のエステ店「広尾アロマプリンセス」がOPENです。

マッサージを教える講師は専属の女性を抱え、タレントには妥協無く幾度となく研修を受けてもらい、デリヘルとはまた違った価値観の創出に成功したのです。私もマッサージ研修の練習台として幾度も身体を貸しましたが、元来肌の弱い私は体中が真っ赤になる始末。。。
そのくらい妥協無く皆が真剣に取り組んでいたことを思い出します。

若い女性向けのデリヘルとデリエステの2本柱となったことにより、更に売上が上昇の一途に。そしてさらに次なる発展のチャンスが舞い込んでくることに。

【グループ初の人妻店OPEN】

こちらの業種の台頭もまた、時代の流れと言えましょう。前述のエステ店のOPEN以上に、我々が大きく飛躍するきっかけとなったと言っても過言でありません。「人妻セレブリティ」のOPENです。

詳しくは次号で!!

この記事を書いた人

田中
  • 田中 ( )
  • アルバイトドライバーを数年経て正社員となり、早いもので勤続15年近く。店舗内の実務は勿論のこと、新店立ち上げ・既存店の梃入れ等、何でも頑張っちゃいます。好きなものは「ビール・肉・格闘技」

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