【仕事をしていて嬉しい瞬間】目標を達成して卒業していった女の子の話

人材開発部の川藤です。今日は埼玉の店長時代、とても嬉しかった事を書きたいと思います。

目標を達成して卒業していく女の子

埼玉にはミセスアロマというエステ店があります。この店舗で1年半ほど働いてくれたタレントMちゃんの話です。

性格は明るく親しみやすく、真面目で頑張り屋のMちゃん。在職中はアロマの検定を取ったり、定期的にステップアップのマッサージ講習を受けたり、何よりお客様に喜んでもらえるにはどうしたら良いかと、スタッフにいつも相談していました。

その頑張りもあり、彼女はリピーターのお客様も多く、埼玉ミセスアロマのエースとして働いてくれてました。そんな彼女からある日スタッフに、目標金額を貯める事が出来たので来月いっぱいで退店したいと申し出が。。。

実はこの申し出があったのは10月。11月一杯で退店という話。店としてはその先の繁忙期である12月までは是が非でも続けてもらいたいのが本音。しかし真面目に頑張ってくれて目標を達成し、その先へ進もうとしているMちゃん。スタッフは快く受け入れました。

この頃、自分は人材開発部での仕事も兼任しており、埼玉の出勤も少なくなっていました。そのためタイミングが合わず、最後まで彼女と会えずに退店の運びとなりました。

しかし律儀な彼女は、自分が出勤する日を調べてわざわざ挨拶に来てくれました。(お土産にスタッフ全員に高級トイレットペーパーを買ってくる気配り。このセンス、素敵ですね)

実際のところ働いているタレントが、こういういい形で退店するケースというのは、それほど多くありません。なので彼女のように目標を達成させて、次のステップへ進んでくれるのはとても嬉しく、自分たちのモチベーションアップになります。

Mちゃんが進む次のステップは?

そんな彼女がせっかく来てくれたので、食事という名目で飲みに行く事にしました。

自分  「何が食べたい?」
Mちゃん「焼き鳥、ホルモン!」

う~ん、渋い。最後なので高いところで美味しいものでもと言ったのですが。。。この辺も彼女の魅力ですね。

ちょうど行ってみたかったホルモン屋があったので、まずはビールで乾杯!久しぶりという事もあり、昔話で盛り上がります。お互い結構いけるクチなので、いい感じに飲んでました。

自分  「そういえば、今後は何をするの?」
Mちゃん「私子供が好きで、子供の教育に関わっていきたいんですよ」
自分  「学校の先生?って事」
Mちゃん「普通のではなくて、事情があって通常の学校に行けない子を手助けしたいんです。将来的には自分で法人をつくりたいけど、今はそのための勉強をしていきます」
自分  「それはすごい尊い事だね。とても素晴らしい、あなたなら絶対出来るから頑張って。俺には何も協力できる事ないけど応援するよ」
Mちゃん「そんな事ないですよ」
自分  「???」
Mちゃん「もし私のところの子が風俗で働く事になったら、私はこのお店を紹介します」
自分  「ありがとう」

Mちゃんの言葉は
スタッフ全員が真剣に仕事をした証

自分達のやっている仕事は、所詮風俗だろと思っている人達は多いでしょう。働くタレント、スタッフが下に見られている業界かもしれません。

自分はこの仕事に誇りを持っています。何故なら自分達は人を救う事が出来るからです。一人でも多くの人を幸せにする。理想論かもしれません。現実はそんな甘いものではありません。ただ、思いがなければ実現はしません。

心が折れそうになるつらい事は多々あります。そんな時、Mちゃんの言葉を思い出します。

自分達のやっている事が正しければ、それに応えてくれる人達がいます。今回のMちゃんの言葉は、埼玉のスタッフ全員が真剣に仕事をした証です。

今後もグループで働く全ての人々が、ここで働いて良かったといえる環境を作っていきたい。

仕事にやりがいを求める「あなた」をお待ちしています。

この記事を書いた人

川藤
  • 川藤 ( )
  • 五反田店スタッフ、埼玉店店長を経て人材開発部に配属となった川藤です。前職がバーテンダーなので、お酒が生活の一部になってます。皆様の研修を主に担当するので、研修後楽しいお酒を飲みましょう。

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