想像した以上に騒がしい未来が僕を待っていた【静寂を求める時代】

にぎやかな夏到来!!

夏と言えば海!照りつける太陽、白い砂浜、海辺ではしゃぐ子供たちの声、そして海の家から聞こえてくるサマーソング・・・あー、想像するだけで騒々しくて嫌になります。

私なら夏は竹林ですね。背筋がびしっとなるほどの静けさがたまりません。でも今のご時世、騒がしいのは夏の海だけではないようです。

想像した以上に 騒がしい未来が僕を待っていた

スピッツの「チェリー」という曲の一節からはじまった今回の投稿ですが、騒がしいというのは、CM・宣伝のことでして、TV・ラジオ・街のモニター・公共の乗り物・インターネット等、目にするもの、耳にするもの、手にするもののあちらこちらで物を勧める情報があふれています。

まさか、スピッツもこんな形で騒々しい未来を予言することになるとは思ってもいなかっただろう。

記憶している方もいるのでは?

さらに、スピッツよりも先にこの状況を予言していたかのような作品を世に送っている方がおります。

それは、私が高校生だった頃の国語の教科書に載っていました「にぎやかな未来」という作品で、筒井康隆氏が執筆した短編小説です。

内容はCMだらけになった近未来の世の中を描くストーリーです。この中で、レコードを買ってみたものの、安ければ安いほどCMがやたら入ること、全くCMのないレコードはないか?との問いに、それだと10万円する上に音が全く入っていないレコードになる(理由は、静寂は金で買う世の中になってしまうため)・・・という場面が印象的で、記憶している方もいるのではないだろうか?

人が想像できることは、必ず人が実現できる

良く聞く言葉ですが、この騒々しい世界について言えば、これほど逆説的で皮肉のこもったこともないだろう、まさか、「にぎやかな未来」を読んだ方々が率先して、作中のように、情報を垂れ流している訳でもないだろう。

もしもの話、静寂の詰まったレコード、今の世なら音楽データだろうか、虎視眈々と開発・販売をもくろんでいてもおかしくない話です。

もうすでに始まっている静寂の販売

いやもうすでに始まっているのかもしれませんね。

何かと生活を便利にしてくれるアプリの類も無料の物は広告が割り込み、わずらわしくて、わずらわしくてたまりません。

この状況を回避するために有料のアプリを取得したりするのは日常的なことで、CMのストレスのないケーブルTVでドラマやアニメを観るのも良く聞く話ですものね。

静寂を売りにノイズキャンセリングヘッドホンなんてものも売れているようですし、静寂の販売は既に私たちの生活の中に溶け込んできているようです。

遊びの中にも静寂が・・・・

そんな中、こんなところまで静寂が・・・と驚きの体験をしてきました。

場所はいつもの池袋で、とあるヘルス店舗から予約をすると、元気の「げ」の字もない、物静かな女性がやってきました。

会話も無く、シャワーをすませプレイへ突入、ベッドの上でも声一つ立てずに攻守交代、むしろ私の方がシーツをつかみ声を上げてヨガってしまいました。

終始、無言で去って行った女性に私のテクニックが劣っているとは思ってはいません、あくまでも静寂のサービスがここまで来たかと驚嘆の声をあげてしまいました。

最近では、物言わぬ高級ラブドールと楽しむ男性も急増しているようです。

静寂を求める時代、次はどんなものがお勧めか是非宣伝してほしいものですよね(笑)

この記事を書いた人

大樹青木
  • 青木 大樹 ( / )
  • 「初志貫徹」!!!とはいうものの壁にぶちあたる毎日に全身複雑骨折にて満身創痍。とほほ(涙)。でも人前では泣かない男の子だもん!!

青木大樹が書いた記事