【I am a feminist】本来の意味から乖離して独り歩きするフェミニストという言葉

フェミニズムって・・・

何か価値観がひっくり返りそうな2020年が到来しました。

最近はSNSなどのプロフィールに「フェミニストです」などと名乗る方が、日本でだいぶ増えてきました。主にアーティスト活動されている方に多く見受けられます。

逆に海外で活躍するアーティストは、SNSのプロフィール欄から「Feminist」の文字が消えてきております。

そもそもフェミニズムとは、

女性解放思想、およびこの思想に基づく社会運動の総称であり、政治制度、文化慣習、社会動向などのもとに生じる性別による格差を明るみにし、性差別に影響されず万人が平等な権利を行使できる社会の実現を目的とする思想・運動である。

Wikipediaによると、こういうことらしいです。

フェミニストたち

ビヨ●セやテイラース●ィフトなどは2016年辺りから、自らフェミニストだと公言しておりましたが、現在はプロフィール欄から「I am a feminist」が消えました。

これは、フェミニストが本来主張したかった女性差別や、女性の権利という論点から、意味が少しずつずれて拡散され、言葉だけが独り歩きし、「不当に男女不平等を取り上げて騒いでいる」こと、また、日常生活において露骨な男女不平等を経験することが減ってきた結果を意味していると思います。

一方、日本ではフェミニストを自称する人が増加傾向にあります。今日本で何が起きているのでしょう。

先日、NYに10年間住んでいた友人が帰国したので、話を聞いてみると、日本の文化はNYから5年遅れている言ってました。NYで生まれた若者文化が、5年かけて日本で流行するとのことです。

なぜ海外アーティストは、こぞってフェミニストを名乗ったのか?そのメリットを聞いてみると、「ムーブメントを起こして話題になれば金になる」、これに尽きるということです。

そして強いムーブメントには必ず反対勢力が生まれ、あれ?何争っているの?もう男女平等だしLGBTなど、性差別もなくなっているし、十分稼いだし、、、と下火になっていくそうです。

そう、日本でいうところの炎上商法に似ています。

語弊のないように付け加えますと、今私が話に出した「I am a feminist」は、商売フェミニストであり、レイプされたとか、痴漢にあったなどの「#metoo」などとは少し問題が違います!

海外アーティストの言う「I am a feminist」は、本当に被害や差別を受けられた方のそれとは、また違う狙いがあるのです!

日本のフェミニストたち

先ほど書いたように、日本でもフェミニストを自称する人が増えてきています。

個人的見解では髪の毛をカラフルに染めて、「自分らしく生きよう」と言うファッションフェミニストがほとんどですが・・・

昨今、そのムーブメントに影響された方々(最近になってフェミニストというワードを知ったばかりで、フェミニズムの定義を知らず、炎上商売だという認識もない)は、少しねじ曲がった思想に変わり、怒りの矛先が「男性」に向きすぎている印象です。S●Xしてくるやつ最低、ち●こキモい、男いらない、Not all Men・・・

こんな考え方では、平等どころか男を排斥する運動みたいですよね。

「好きなことをして生きていこう」など、安直なフレーズが大渋滞しており、なんだか薄っぺらいなあ、なんて思いながら観察しておりました。

私は「ジェンダー」とか「LGBT」とか、あまり意識していないですが、ソイツはソイツ、自分は自分、と思っています。

そんなの当たり前のことだから、別に声を大にして言う時代でもないと思って、2020年の初っぱなにあえて声をあげてみました。

この記事を書いた人

牛歩
  • 牛歩 ( )
  • 新人カメラマンです。まだ暗中模索という感じですが1歩ずつ進んで参ります。 寝る前お酒を飲みながらアマゾンを見ていると気が大きくなり記憶に無い物をポチりまくって毎月大変な思いをしております。

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