【表参道】淡い恋心を抱いていた彼女との再会~学生時代の友へPARTⅡ~

横浜エリア、店長やまもです。東京都港区の表参道駅、ここは私にとって、なんとも不思議な出会いのパワースポットなのです。前回は学生時代の友人との偶然の再会を綴りましたが、今回もそんな不思議なお話です。

窓辺で雪を見ていた彼女

北海道の学生時代のお話は何度も書かせていただきましたが、当時、私はバンド活動とナイトワークに明け暮れていました。卒業後は就職せず、某企業の札幌支社で雑用係のアルバイト。オフィスは市内の繁華街の中心。向かいにパルコや飲食店の入ったファッションビルがあり、昼食や休憩時間によくぶらついていました。

ある日、エレベーターの中で学生時代に好きだった女の子と偶然再会します。彼女と恋仲になる事はなく、何度か食事をしたくらいでしたが・・・

ススキノでのバイト帰りの終電車。いつも同じ車両で見かける色白の美少女。窓辺に立って外の舞い散る雪を見つめる彼女はどこか儚く、声をかけるよしもなく・・・でした。が、神様はいたずらをするものです。

神様に感謝

ライブ帰りにバンドメンバーと2人で4人がけの車両のイスに座り、発車を待っていると「お隣りいいですか?」・・・なんと彼女がそこに。

「バンドやってらっしゃるんですか?」やってるに決まってんだろ!ギター持って髪長いでしょ。じゃなくて。「うん、まあ」と私。「ライブ好きなんですよ!どんな感じのバンド?」・・・ああ、神様に感謝です。

携帯電話のない時代、よく若者たちは出会いを紡いでたものですね。その後のくだりは忘れてしまいましたが、確かライブに来てくれることになって、打ち上げに呼んだりして。次第に仲良くなっていきます。

しかし、彼女にはバンドマンの彼氏がいました。メジャーデビューを控えた札幌の人気ロックバンドのメンバーです。彼氏にゾッコンの彼女。こっちはしがないアマチュアバンドマン。当然、入りこむ隙間もなく・・・

3年後の再会

そんな訳であっけなく想いは砕け、時は流れての3年後。

「わあ、やまもくんじゃない?久しぶり!」

またまた神様に感謝しなければいけません。日頃の善行ゆえのご褒美でしょうか。彼女は就職してパルコ内の雑貨屋さんに勤めてるそう。

「今度、何か買いにゆくね」
「うん、ぜひ!ごはんでも食べたいね」

みたいな感じだったでしょうか。

バンド活動に見切りをつけた私がアルバイトしていたのは音楽関係の会社で、当時は結構有名なバンドが多く在籍していました。

「やまもくん、頑張ってるんだ。すごいね」
「いやいや、雑用係だけどね」

付き合っていた彼とは、バンドが上京して遠距離になり、1年前に別れたそう。

音楽の話や、彼女の仕事の話に花が咲きます。少しお酒も飲んで、夜も更けて。なんだかいい感じなんじゃない?


全然まだ表参道にたどりついてませんが、この続きは次回PARTⅢにて綴らせていただきます。

この記事を書いた人

やまも
  • やまも ( / )
  • タレントのマネジメント業から転職、ドライバースタッフを経て、入社5年目の店長就任。新たな気持で取り組んでいます。チャンスはここにあります!横浜で一緒に夢を語りましょう。

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