【続・7月は竜宮城でハーレム気分】救急車に運ばれてこの世の春を謳歌…?

むかーしむかし、かの法師様も書いたというブログを徒然なるままに!というわけで、今回のテーマもこれ⇒【7月は竜宮城でハーレム気分!】の続編。

彼女との出会い

激しくなる腹痛から119番をプッシュ!!遠くなる意識の中で・・・

初夏。それは突然の出会い。真夏のように青嵐が街路樹の枝を揺らし、シャツの胸元をはためかせた。空も力強く晴れ渡り、直線の陽射しを舗道やビルに注いでいる。

そんな文学的な表現を使いたくなるなるほど、彼女との出会いはあまりにも情緒的で運命的であった。

それは彼女の仕事先でのこと。

彼女を見かけたとき、白い洋服がとても印象的で、夏の日差しが真っ白な衣装に降り注ぐと、よりいっそう輝きをみせ、神秘的にさえ感じたほどだ。

私のフォーカスは瞬時に彼女だけを捉えいた。周囲の人物や景色はぼやけ、記憶の片隅にも残っていない。

彼女にとっては、多くいる取引先の一人でしかなかった私。しかし私にとって彼女は、その瞬間から常に気になる存在となってしまった。

幸せな日々

彼女の仕事場へ行くことが多くなり、ほぼ毎日顔を出していた。彼女の同僚とも交わす言葉が増えるが、それでも彼女との距離は縮められずにいた。

相変わらず多くいる取引先の一人という関係であった。

ところが、状況を一変させる好機が訪れた。

彼女が私の担当となったのだ。当然彼女と話す機会は増え、やがて自然と会話が生まれた。

当初見せていた仕事上の硬い表情も、柔らかな笑顔に変わり、彼女との距離感がぐっと近づいた。

いつからということもなく、誰からということもなかったが、彼女が僕の部屋へ来て食事を用意するなど、同棲のような生活を送ることになった

僕が熱を出してうなだれていたときなど、薬を用意してくれたり、体をタオルで拭いてくれたり、ずっとそばでと看病してくれた

しかし、こんな幸せな日々は長くは続かなかった。やっとお互いの気持ちが通じ合えたと思ったのに。

突然の別れ・・・

それは、最初は些細なことだったはず。

私の担当が彼女でなくなり、彼女もまた別の取引先の担当についた。

仕事場で見かけはするが、交わす言葉は減り、彼女と一緒にいる時間さえ取れなくなってしまった。

そんなすれ違いがお互いの距離を遠ざけていった。

出会いは刹那的であったが、その分、別れも突然で、夏の嵐が吹き飛ばしたかのように一瞬で消し飛んでしまった。

季節は変わり、夏から秋へ・・・

私は忘れない。こんな妄想しながら病院のベッドで入院していたことを・・・


おっと、もういい時間ですね。「妄想オチかい」という非難が聞こえてまいりましたので、退散したいと思います。

残暑も激しく、ブログも炎上で意識も朦朧としてきました。また来月、気が向きましたらお会いしたいと思います。

この記事を書いた人

大樹青木
  • 青木 大樹 ( / )
  • 「初志貫徹」!!!とはいうものの壁にぶちあたる毎日に全身複雑骨折にて満身創痍。とほほ(涙)。でも人前では泣かない男の子だもん!!

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