【ザ・チョコレート全制覇!!】食べ比べてみた結果、意外な事実が判明

チョコレート戦線に異変あり

みなさん、チョコレート食べてますか? 私はしょっちゅう食べてます。中でも『キットカット』は味、価格、量、手軽さ、なぜか安く売られていることが多い、といった総合評価が高く、私的購入ランキングでトップを走ってました。

しかし、そんなチャンピオン『キットカット』の牙城を揺るがす勢力が、台頭してきました。そうです、それこそが明治の『ザ・チョコレート』シリーズです。

カカオの選定から、チョコレートの製造までの工程を一貫して行う『Bean to Bar』を専門店以外で初めて実現し、味わいはもちろん、形状やパッケージまでこだわりぬいて作られた至極の一品です。

スーパーやコンビニで売られている、いわゆる定番の板チョコと比べると、ややお高めの価格設定ですが、専門店と同等のクオリティと思えば相当安いです。

チョコレートってダイエット中の人や肌荒れを気にしている人には、敬遠されがちですが、実は美容や健康、ダイエットにもよいとされる研究結果も発表されています。

また、集中力、記憶力を高める効果もあることから、仕事中、ちょっと小腹が減ったときなんかにもオススメです。

だからといってバカ食いしたら、もちろん逆効果ですが・・・

いざ、実食!!

チョコレートに関する豆知識はほどほどにして、本題です。
明治の『ザ・チョコレート』シリーズ8種類のラインナップ。すべて食べ比べてみました。

◆濃密な深みと旨味ベルベットミルク

このラインナップの中では1番王道でしょうか。万人受けする安定感のある味です。しかし反面とがったところがないとも言える?

◆華やかな果実味エレガントビター

フルーティ!といってもなんのフルーツなのかわかりませんが、とにかく果実感を感じる味。身も蓋もない表現ですが高級そうな味です。

◆優しく香るサニーミルク

『ベルベットミルク』よりもミルク感が強いです。かといって甘すぎるわけではなく、バランスのとれた味わい。

◆魅惑の旨みジャンドゥーヤ

断面をよく見るとヘーゼルナッツの層があります。これが口に入れたときに感じる重厚なコクの正体。シリーズの中では最強のコッテリ系。

◆鮮烈な香りフランボワーズ

食べた瞬間、フランボワーズがどんな果物だったか気になりだす味。調べてみたらラズベリーのことでしたが、ラズベリー風味かぁと思って食べるより、あくまでフランボワーズとして食べるべきと思います。

◆ザ・チョコレート力強い深みコンフォートビター

苦味の効いたビターチョコレートの完成系って感じの味。ただ現在、売れすぎてカカオ供給が間に合わず販売休止中なんだとか。残念ですね。

◆ザ・チョコレート深遠なる旨味抹茶

異色の抹茶味。正直、チョコレート本来の味で勝負していないような気がして、いまいち食指が伸びませんでした。しかし食べたらしっかりチョコレート本来の味で勝負していました。抹茶感は想像より薄いです。

◆ザ・チョコレート軽やかな熟成感ビビッドミルク

ミルクチョコレートとしては3枚目だけに、味の差別化に苦心のあとが見え隠れしているような・・・既存の2枚よりも、ミルク感控え目でさっぱり、すっきりな味わいです。

いずれもチョコレートの命であるカカオの品種や原産地、含有量、配合バランスまで計算し、最適となる味わいを実現。全8種類それぞれ味に明確な差があるという点に驚きました。チョコレートと聞いて連想するチョコレートの味なんて、せいぜいがミルクとビターの2種類でしたが、『ザ・チョコレート』を食べて世界が変わりました。

と、まぁチョコレートというひとつのくくりの中でも、それぞれに個性があり、食べる人によって多少の好き嫌いは出てくるにせよ、どれも一定以上のクオリティで総じておいしい。一粒1000円くらいの一流パティシエが作ったチョコレートと比べても遜色ないんじゃないでしょうか。

さらに『ザ・チョコレート』が大ヒットしている理由は味だけではありません。

チョコレートの常識を打ち破った斬新なデザイン

チョコのパッケージって、赤を基調としたものや、ずばりそのままチョコレートカラーのこげ茶が主流でした。チョコの新製品が出るのなら、この色は外せないといった定番が存在し、実際に重要な役割を果たしていました。

だが、『ザ・チョコレート』は、あえて安定した道に背を向けて、挑戦する道を選びます。

シンプルかつ隙の多いデザインで、中央に配置されたカカオモチーフが真っ先に目に入るように配置されています。チョコレートらしさはまったくないけれど、よく考えられたデザインです。

個人的には「Chocolate」の文字が視認性の悪い筆記体な点に注目したいです。本来なら一番目立たせたいであろう商品名の肝心な部分を、あえて見にくくしているのは、それだけ商品に自信があるからかもしれませんが。

けれど、なかなかここまで大胆にはなれないものだと思います。素朴でありながら、実はかなり攻めているデザインなんじゃないでしょうか。

『ザ・チョコレート』は、こうしたデザインの挑戦にも成功し、現在もリアルタイムで購買者によるパッケージを利用した様々なアレンジがWEBサイトをにぎわせています。

おいしさにこだわるのはもちろん、それだけに終始せず、複合的に商品価値を高める工夫を重ねてきたのが、『ザ・チョコレート』成功の秘訣だと思います。これはどんな業界であっても、見習うべきポイントではないでしょうか。

この記事を書いた人

しめ
  • しめ ( )
  • マーケティング事業部のしめです。仕事以外の時間はほぼすべて猫に費やしています。奴隷のような暮らしを強いられていますが、猫に奉仕する幸せかみ締めてます。ちなみに飼い猫の名前も『しめ』です。

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