【痛みの向こう側へ…】ギリギリまで攻めてくる歯医者さんに行った話

評判のいい歯医者さん

しばらく前から、歯が地味に痛かったんですけど、ほんのりな痛みだったので我慢してました。でも勝手に治るわけじゃなし、数年ぶりの歯医者に行こうと決めました。

評判の良さそうなところを選んで電話するも、予約が取れない。コンビニよりも歯医者のほうが多いってのに、どうなってるのか?

せっかく歯医者に行こうと思い腰を上げたというのに出鼻をくじかれた形となりましたが、評判がいいってことは、人気があって当然、まあ縁がなかったってことで別の歯医者を探します。

家から近くて、そこそこの評判の歯医者に電話。そこも予約でいっぱい。ただし、診療時間後で良ければ診てくれるとのこと。なんてやる気のある歯医者さんなんだろう!と、感激しつつ、お言葉に甘えてお願いすることにしました。

最新鋭の設備を導入しているわけではありませんが、清潔感のある診察室、そしてnetの評判通り、やさしそうな先生・・・診療時間外だというのに、嫌な顔ひとつせず、しっかり時間をかけてすべての歯をチェックしてくれます。そこそこの評判は伊達じゃないって納得しました。

なんだかんだで30分以上、小さいハンマーみたいので叩いたり、こすったりしながら、歯をチェックしてたんじゃないでしょうか。ちょっとだけ退屈してしまいました。

その後、レントゲンを撮り、歯の状態を細かく説明していただき、いよいよ施術開始。

目が覚めるような痛みのその先へ!

最後に歯医者に行ったのが何年前だったか、もう全然おぼえていませんが、最近の歯医者はそんなに痛くないと聞きます。

実際、これまで何度も虫歯の治療をしてますが、麻酔しちゃうとそれほど痛みを感じないなっていう印象がありました。もちろん苦手意識もありません。

先生もやさしそうだし、今回だってきっと大して痛くないだろう、なんて甘い考えでいたんです。ところが・・・!

なんというか歯を削るギュイーンっていうドリルみたいなやつで、ご存知のように虫歯を掘り進めて行くわけですけど、神経に触れるとズッキンってしますよね。これはもう誰だってそうだと思うんですが、大抵の場合、歯医者さんも「ああ、この人ズッキンってしてるな」とか察して、ちょっと手を緩めたりするじゃないですか。

でも、今回行った歯医者さんは違いました。こっちがズッキンってなっててもお構いなし。「えっ、ここからまだ攻めるの!?」と、正直驚愕しました。

“目が覚めるような痛み”、なんてことを申しますが、今回目が覚めるような痛みのその先を知りました。目が覚めるような痛みを越えると、逆に意識が朦朧としてくるんですね。噛み砕いて言えば気を失いかけたって感じでしょうか。

とはいえ、こっちはまな板の上の鯉状態、成すすべもありません。ダメもとでそっと左手を上げたりもしてみましたが、ほぼ意味なし。治療は続きます。まだまだ続きます。まだまだまだまだ続いて、結局、2時間 30分、口をあんぐりあけたままドリルの洗礼を浴び続けてました。

おそらく通院4回分くらいは、一気に治療が進んだかと思います。

歯医者が怖いって人の気持ちが少しわかりました

でも、さすがに2時間半ってのはキツかった。しばらくアゴがカクカクしてました。関係ありませんが、最近『サスペリア』のリメイク版を観にいったんですけど、それの上映時間がちょうど2時間 33分!映画を丸々1本観れちゃうくらい、歯の治療をしてたんだって思うと、意味なく感慨深いです。

ちなみに、せっかく観に行ったので今回は『サスペリア』について書こうと思ってたんですけど、歯医者の話に終始してしまいました。『サスペリア』についてはまたの機会にでも。

最後に断っておきますが、本当に熱心でいい先生でした。嫌味とかじゃなくて。ただ衝撃的に痛かったもので・・・でも、通常数回に分けて治療するところを、一気にやろうと思ったら、そりゃあ痛くて当然ですよね。

今回は油断してましたが、次回以降は覚悟して治療に臨みたいと思います。

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しめ
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  • マーケティング事業部のしめです。仕事以外の時間はほぼすべて猫に費やしています。奴隷のような暮らしを強いられていますが、猫に奉仕する幸せかみ締めてます。ちなみに飼い猫の名前も『しめ』です。

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