性ホルモンの働きを恋愛ストーリー風に解説します~Part 2

前回に引き続き、ホルモンの動きを恋愛映画のストーリー風に解説してまいります。

【恋に落ちる】編

恋愛プロセスで最も嬉し恥ずかしの瞬間。噂のときめきホルモン、PEAで脳が恋する。

一夜を共にした2人。一晩一緒に過ごし互いに惹かれあう・・・そこでシャアは重要な企業買収相手との会合の同伴者としてララァを雇う。

会食の夜、ホテルのラウンジで待ち合わせたドレス姿のララァを、ひと目見て驚くシャア。「きれいだ」と本音がポロリ。

ゆうべは娼婦と客の関係、今夜は雇主と従業員の関係。これまでにも聡明さや清潔さといったララァの意外な一面を垣間見て、好ましく思っていただけに、シャア、ここで一気に恋愛モードに突入だ。

ひと目惚れのメカニズムに大きく関与する“PEA”

ここで出てくるのがひと目惚れのメカニズムに大きく関与してるホルモンが“フェニルエチルアミン”、略して“PEA”。

どっかの偉い博士によれば、PEAが盛大に分泌されると、一種の幻覚作用を引き起こすという話。食欲を減退させ、眠気を吹き飛ばし集中力を高め、快感や幸福感をもたらすともいわれています。チョコレートにもこれに似た作用がある化学物質が含まれてます。

とにかく恋愛初期の浮ついた気分にはPEAが関わっていて、どっかの偉い学者の実験では、離婚寸前の男女はPEAの分泌レベルが低下していることが分かっている。

このことから「3年目の浮気」とか「恋愛は3年で終わる」説の理由はPEAの分泌レベルにあり、という噂もあるが真偽のほどは定かではない。

PEAとの関係は分かりませんが、生物学的に恋愛が持続する期間は3~4年といわれています。1人の相手と子孫を作るより、いろいろな相手と子孫を作った方が有利だからです。

3年というと生まれた子供が一応、ひとり立ちできる期間。その間は恋愛が続くようにできていると考えられます。

恋愛の最大の醍醐味

ともあれ、恋愛の最大の醍醐味といえる心臓ズキュンの瞬間。この時は人生最大の喜びを人が感じると言う。

「きれいだ」と言われ、その言葉にときめくララァ。PEAとともに“女子力ホルモン“エストロゲンがドバドバ放出。

もっと「きれい」って言われたい!ご褒美大好きな“報酬系ホルモン”のドーパミンもドバドバ放出。

この瞬間PEAの放出により覚醒剤に近い刺激が脳にもたらされ、気分が高揚、自然に恋に落ちる2人。言葉はなくとも脳で繋がりあってる2人は見つめ合いながらシャアの部屋へと・・・

続きは【性ホルモンの働きを恋愛ストーリー風に解説します】~Part 3へ

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