【暴露ネタあり!?風俗業界のSEO③】ビッグワードが明確に定まっていない?~CV編~

夢見る乙女グループ男性求人ブログをご覧頂きました貴方へ。こんにちは、マーケティング事業部所属の山口良二です。今回も前々回~前回の記事の続きになります。
風俗業界のSEOは、私が知る限り他業界とはちょっと異なる状況です。今回の投稿もIT業界になが~く携わっているものとして、、、「風俗業界のSEOについて」を書いてみました。
※あくまで私の経験と知識による個人の感想である点をご了承ください。

「SEOって何?昨今の状況ってどうなの?」等に関しては、前々回の記事をご覧ください。⇒ 【暴露ネタあり!?風俗業界のSEO①】そもそもSEOって何なのか?~基礎知識編~

検索結果を上位化するために行う事って何?に関しては前回の記事をご覧ください。⇒ 【暴露ネタあり!?風俗業界のSEO②】「内的SEO」と「外的SEO」~検索エンジン編~

風俗業界のSEOの現状

この業界は、CV(コンバージョン:成約)に一致するビッグワードが明確に定まっていないのが特殊な点だなぁと思います。

「風俗」というワードでは、成約に近い(風俗店を利用したい)属性をターゲッティングしきれません。「地域名 風俗」にすると、大分近くなりますが、複合ワードである点を考えれば近くなって当然です。

かたや、「ダイエット」とか「脱毛」とか・・・結構ドンピシャだと思いませんか?

アダルトカテゴリということもありますが、Web上ではまだまだ発展途上なのかもしれません。(これから伸びるのかどうかは分かりませんが・・・)

アダルトカテゴリのため、テールワードが少ない

テールワードとは「メインワードに尻尾のように紐づく単語」です。一般的には、このロングテールという「検索される数は少ないが、その分競合も少ない」というワードで上位表示を重ね、Webサイト自体を強くし、より大きなワードで上位表示する・・・というのが王道です。

しかし、風俗業界ではこのロングテール候補の絶対数が少ないように思います。(私が知らないだけかもしれませんが・・・)

「横浜 風俗 価格」⇒???
「千葉 風俗 ランキング」⇒???

いまいち、コンバージョン属性にはならないように思います。

ちなみに「風俗」というワードでの上位は広告媒体が占めていますが、広告媒体以外にWikipediaがあるのは普通として、もうひとつ、非風俗なWebサイトが存在しますね。。。

このサイトは、前回の記事でご説明した「外的SEO」に対して、かなりの金額と技術(?)を結集したということでしょう。(リンク元のドメインパワーが半端ない・・・)

エリアが決まっているため地域名の重要性が高い

これは、SEOに全く関係ないですが、例えば、東京にいる方が「これから遊びたいけど良いお店ないかなー?」と、北海道の風俗店を調べることはないですよね。

しかしながらコンビニなどとは異なり、単価が高いこともあってか、「探す⇒遊ぶ」までの時間が長くなりがちです。(これは風俗に関わらず金額が高くなれば比例してそうなります。ロレックスの時計を1分で即決購入する人がほぼいないのと同じです)

そのため、「地域名 風俗」という複合ワードに大きく偏っているように思えます。(良いか悪いかは別として)

SEO業者に騙されまくっている?!

SEO業者という言葉を聞いたことのある方もいるかもしれませんが、はっきりいってピンキリです。

そもそも前回、前々回の記事で書いた通りですが、SEOというのは、

「人間心理にのっとったもの」ではなく、
「法律のように不可侵なもの」でもなく、
「ただの1企業が勝手に決めたこと」です。

そのため、明確な答えなどあるわけがなく、また、時代・・・と言えば聞こえはいいですが、都合よくコロコロ変わるものです。

そして、結果というのがどんどん分かりづらくなってきていますし、今後もこうした傾向が続くでしょう。

粗悪なSEO業者にひっかかると、お金を払ったのに効果が出ない、それだけならまだ良いほうで、自分(自社)のWebサイトが検索エンジンから抹消されてしまった・・・なんてことも結構普通に起こります。

実際に、そんな状態になっていると思われるWebサイトがそれなりに散見しています。。。(4文字のあの広告媒体とか、10文字のあの広告媒体とか・・・)


◆まとめ
一言でまとめると「まだまだ黎明期」なのかな・・・という印象です。不動産や金融、人材関連の業界と比べると、差は歴然です。

他業界との比較が感覚でも良いので分かると、SEO中級者といっていいかも?と、個人的に思います。

この記事を書いた人

良二山口
  • 山口 良二 ( )
  • グループが創設される前からIT畑に根を生やしつつ、各種業務の仕組化や効率化を率先して設計しております。「ありがとう」と言われることを積み重ねられる仕事環境にはやりがいが溢れています。

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